車中泊で大活躍するポータブル電源に関する情報を発信しているフィリップです。
キャンプや車中泊、そして非常用電源として注目されている「ポータブル電源」。メーカーや種類も多く、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。この記事では、「ポータブル電源でお湯を沸かせるの?その条件はあるの?」という疑問を解決するためのポイントを紹介いたします。そのポイントに沿ってどのポータブル電源モデルが良いのか?1台選定しました!
ポータブル電源を手に入れると、ワクワクした満足感が得られます。ピクニックやキャンプで電源が確保でき、非常時にも活躍します。まだお持ちでない方は、1家に1台あっても損はありません!
最近よく聞く「ポータブル電源」に興味があるけど、「お湯を沸かしたい」という要望をかなえるモデルを選ぶにはどうしたらいいの?!
そうだよね~ 「定格出力」がポイントだよ~ ポータブル電源を3年弱使用しているボクが、選び方のポイントを紹介するよ~
湯沸しに使えるポータブル電源の「定格出力」とは?
ポータブル電源の仕様を見ると、様々ありますね。定格出力はもちろん、電気容量、重量、サイズなどなど。中でも”お湯を沸かす”という目的に対しては、「定格出力」を見ましょう。
「定格出力」とは?
家電製品を使用中に許容される最大の電流のことです。例えば、1200Wのドライヤーをイメージしてください。一般家庭の電源は1500Wまで許容されているので、
家庭電源:1500W > ドライヤー出力:1200W
で問題ありません。
ポータブル電源の場合は・・・
ポータブル電源:500W < ドライヤー出力:1200W
となり、使用できないという訳です。
ポータブル電源の出力と湯沸しなどに使用できる時間の関係
私が持っているSuaokiG500を例にして説明します。
【商品概要・スペック】
商品名 | suaoki G500 |
電池 | 容量:137700mAh /500Wh 電圧:3.7V バッテリーセルタイプ:リチウムイオン |
定格 | 300W(瞬間最大600W) ※使用可能な電化製品出力 |
サイズ | 280mm(L)x 190mm(W)x 210mm(H) |
重量 | 6.8kg |
\レビューを見たい方は/
SuaokiG500ってもう買えないの?1年半使って感じた「良い点」「もう少しな点」
電気毛布を使う場合を考えます。
寒い時期には手放せないほど、愛用している電気毛布です。
定格出力は50W。
これは、1時間使用すると50W電力を消費する、という意味です。
SuaokiG500の電気容量は、500Whです。
なので、計算は単純です。
500Wh ÷ 50W = 10 (時間)
ということになります。
めんどくさいに応えた湯沸しに使えるポータブル電源の候補たち
では、どのポータブル電源を選べばよいのでしょうか?実用的なモデルとして、容量:500Wh以上で価格が8万円以下の代表的なポータブル電源を6モデル選定し比較してみました。
ANKER 535
このメーカースマホ充電機器では実績がありますね。ポータブルバッテリーを私は使っていますが、性能もよく価格も低く大満足です。
ポータブル電源も信頼できます。
マスプロ TLB150
希少な国内メーカーのモデルです。応援の意味でも使ってみたいところです。パフォーマンスはまずまずといったところでしょうか?
ECOFLOW RiverPro
最近販売台数を増やしているEcoflow社。デザイン的にも受け入れやすく、コストパフォーマンスも良いメーカーです。イチオシポイントとしては、別売りバッテリーを追加することで容量を追加できる点です。必要なポートもとても充実しています。
\ECOFLOW RIVER PRO 評価記事/
SmartTap PowerArQ
ひと目でSmartTap社の製品とわかる、おしゃれなデザインと、豊富なカラーバリエーションがセールスポイント。販売実績も豊富で、品質も問題ありません。カーキ色を選ぶとキャンプらしくて良いですね。
JVC BN-RB62
Jackery社とJVCがタッグを組んだモデル。日本での保障体制を充実させた専用モデルです。性能はJackery製と全く同じなので、信頼性は高いですね。JVCのサービスを受けられるのも安心です。
AUKEY PS-MC05
最近台頭してきたメーカーです。まだ実績は不透明ですが、価格面で風雲児となりえるプレイヤー。
8万円以下で湯沸しに使えるポータブル電源比較項目
各モデルの仕様を7項目比較してみました。
比較①‗価格
やはり価格は、モデル選択の7割を占める要素です。倍近い差がついていますが、メーカーの実績や性能もしっかり確認したうえで選びたいですね。
比較②‗電気容量
今回の「お湯を沸かす」ためにも多いに越したことはありません。600Wh以上を基準として考えましょう。それだけあれば安心です。
比較③‗定格出力
お湯を沸かすという目的に対して、最も重要な検討項目です。500W以上あるものを選びたいです。今回は、300Wモデルも価格を確認するために対象に入れました。クリアしている4つの商品が候補となります。
比較④‗重量
これも考えたいところです。いろいろなところに持ち運びする際、軽いに越したことはないですね。でも、そもそもバッテリーは重いもの。大きな差がないのが現状です。
比較⑤‗電源タップ数
やはり、ある程度の数が装備されていた方が良い商品と判断できます。使い勝手を考えると、3つは欲しいところです。
比較⑥‗シガーソケット有無
車用の電化製品を使うときにはあると便利です。たいていの商品は装備されています。
比較⑦‗USB数(Type-C PD高速充電)
スマホ充電に大活躍するUSBソケット。高速充電対応だとより良いのですが、しっかり比較確認しましょう。
8万円以下で湯沸しに使えるポータブル電源比較検討結果
価格と出力のバランスからまずは絞り込みます。
結果として上記3つの候補が残りました。
AUKEYは信頼度の確認が取れてから検討対象にしたいと思います。この価格は魅力です。
次いで、装備の充実度を考えると、電源タップ数が多い、ANKER 535がよさそうです。
【結論】
1位:ANKER 535
3位:JVC RN-RB62
という結果になりました。
\対象比較表/
\今回の比較でベストな商品/
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも皆様のお役に立てるとうれしいです。