GW何しよう?
世間が大型連休に浮き足立つ中、家族は学校や仕事へと出かけていく。そんな平日の朝、私は静かに一泊二日の旅へと出発した。
今回のメイン目的地は、「高野山」。
若い頃の自分なら、旅のリストに挙げることすらきっとなかった場所だ。
けれど、年齢を重ねるにつれ、仏教の教えや歴史の背景に強く惹かれるようになった。歴史の転換点には常に仏教があり、その教えは現代の私たちの人生をも豊かにしてくれるヒントに満ちている。
弘法大師・空海が開いた真言密教の聖地。その「原点」を訪れることは、今の私にとって大きな意味があると感じたのだ。
最小限の高速と、無料の「名阪国道」
朝6時半、自宅を出発。
時間はたっぷりある。すべて下道で行くことも考えたが、明日のことも考えて疲労は最小限にしたい。亀山までは高速を使い、そこからは「名阪国道」へ。
無料で高速道路さながらに走れるこの道は、旅の強い味方だ。高野山を目指す道中、少し寄り道をして奈良へと向かうことにした。
40年ぶりの東大寺。道路脇の「日常」に驚く

訪れたのは、東大寺。
修学旅行以来、実に40年ぶりだ。平日の県庁駐車場を利用したが、1時間以内の滞在で大仏殿だけを足早に回ったため、なんと駐車料金は無料。平日の恩恵をさっそく授かる。
駐車場から歩き出すと、すぐ道路脇に鹿がいた。
「こんなところにも?」と驚いたが、奈良の人々にとって彼らは日常の風景なのだ。その共生の姿に、改めて感心してしまう。
徒歩10分ほどで南大門へ。小学生の頃は何の関心も示さなかった巨大な門も、今見ればその圧倒的な造形と美しさと建築様式などに足が止まる。
聖武天皇が仕掛けた「全員参加」のプロジェクト

大仏殿に入り、大仏様と対面する。
かつては「大きいな」で終わっていた感想が、今は違う。台座の装飾、手の印の意味、そして後ろ姿。建物の構造一つひとつに、当時の人々の想いを探してしまう。
一番の関心は、「なぜ、この大仏が作られたのか」ということ。
時の聖武天皇が、地震や疫病、干ばつといった災難が続く時代に、世の平穏を願って建立した東大寺。興味深いのは、その建立の手法だ。
権力者が無理やり作らせたのではない。「一枝の草、一把の土でもいい。少しでもいいから全員参加で作り上げよう」という、現代でいう「クラウドファンディング」のようなコンセプトがあったのだ。
今から約1280年前(天平時代)。
重機も何もない時代に、人々の純粋な祈りを積み上げて完成させたこの巨大な建築。そのロマンに、胸が熱くなる。
むしろ、現代人よりも昔の人の方が、よほど清い心を持っていたのではないか。
「来てよかった」
心からそう思った。
歴史に触れることで、今自分が挑戦していることへの前向きな力をもらえた気がする。
記憶の糸を辿って

東大寺を後にし、修学旅行で泊まった旅館のあたりを少し歩いてみた。
すぐそばにある「猿沢池(さるさわいけ)」(不忍池のモデルとも言われる、あの情緒ある池だ)。「こんなに東大寺の近くだったのか」と、当時の立地の良さに今更ながら驚く。
40年前の自分が見ていた景色を、今の視点で見つめ直す。
そんな「答え合わせ」のような時間も、一人旅の醍醐味だ。
奈良での再発見を胸に、車はいよいよ、聖地・高野山へと向かう。
車中伯には快適グッズが不可欠です。私が用意して大活躍している11選をまとめました。
【初心者向け】どう選ぶ車中泊の目的別おすすめ必要“神アイテム”11選はコレ!
快適な車中泊グッズを活用してぐっすり眠るのでした。
5月は季節的にも最高で、とても過ごしやすいです。窓を閉め切っている間もたまには空気の入れ替えをしたいですね。手作りの換気扇で外の空気を循環させると快適です。
【簡単】暑さ対策・車内環境を快適にするためにアルファード用換気扇をDIYで制作した方法
愛知県外でも車中泊した体験について発信しています。ぜひご覧ください
【大阪編】
家族四人でUSJ車中泊 その時のシートアレンジは?車中泊した場所は?
【京都編】
比叡山で車中泊するならここ!駅から徒歩3分のおすすめスポットとアクセス完全ガイド
【東京編】






