1. 日常の裏に潜む罠。いつもと違う「ガタガタ」音
朝6時15分。 いつも走り慣れたいつもの通勤路。そこは大都市圏のパズルを思わせる道路網の一角であり、決して辺境の田舎道ではない。
そんな日常の風景の中で、突然の異変は起きた。
信号待ちを終え、アクセルを踏み込んで車を走り出させたその瞬間、これまでに聞いたこともないような「ガタガタ」という不穏な音が車内に響き渡った。
「これは、おかしいぞ……」
すぐにピンときた。タイヤに何かが挟まっている。石だろうか。それとも……。 脳裏をよぎったのは、約7ヶ月前にもタイヤに釘が刺さったあの記憶。 「最悪の事態にだけはなっていませんように」と祈りながら、ハンドルを握る。
2. コンビニでの緊迫した確認と、ギリギリの決断
音が鳴り始めてから約2分。前方にコンビニの明かりを見つけ、滑り込ませるように駐車場へ車を停めた。
恐る恐る車を降りて、タイヤの様子を覗き込む。 そこにいたのは、石などではなく、ギラリと光る銀色の物体――「ボルト」だった。太さは5mm程度。長さはどれほど埋まっているか分からない。
「今すぐここで抜いてしまおうか?」
一瞬、頭をよぎったが、まだ会社までの道のりの3分の1しか来ていない。もし今ここでボルトを抜いて、一気に空気が抜けてしまったら、完全に立ち往生してしまう。
この日は車で別の工場へ移動する予定が入っており、足がなくなることだけは絶対に避けたかった。 「会社にさえ着けば、最悪、社用車を借りてなんとかなる」 そう腹をくくった私は、ボルトを刺したまま、とにかく会社へ向けて走り続けるという決断を下した。
3. 「プシュー!」会社到着、そして訪れた完全停止
ハラハラしながらも、なんとか無事に会社へ到着。 車を停め、工具箱からドライバーを取り出すと、問題のボルトに向き合った。
意を決して引っこ抜く。
――「ブシューッ!!!」
凄まじい音とともに、タイヤから勢いよく空気が抜けていく。20秒も経たないうちに、タイヤは完全にペシャンコになり、自力での走行は不可能な状態になってしまった。
しかし、ここまでは想定内。私の頭の中には次の作戦があった。 「自宅にあるスタッドレスタイヤを翌日持ってきて、暫定的にそれに交換しよう。そして、その間に新しいタイヤを手配すればいい」
すぐに行動に移した。その日の夜のうちに、ネット通販で2万円弱の新しいタイヤを注文。あとは翌日、現地でタイヤを交換するだけだ。
4. JAFの神対応と、まさかの衝撃的な一言
明くる日。当初は自分でタイヤ交換をするつもりだったが、安全を考えてJAFに救援を依頼することにした。これが、結果として最高の選択となる。
要請からわずか40分ほどで、JAFの隊員さんが到着。非常に感じが良く、丁寧な対応に少しホッとする。
作業を見守る中、隊員さんが口にした言葉に、私は思わず耳を疑った。
「これ、直りますよ」
「えっ、直るんですか!?」
そう、わざわざタイヤごと交換しなくても、刺さった穴をその場で塞げば、再び問題なく走行できる状態に復元できるというのだ。

※今回JAFの方が実施したことが自分でもできる!
5. 大満足の結末と、棚ぼたの投資資金
そこからの作業は早かった。ものの10分ほどのプロの技で、パンク修理は見事に完了。 「もしかしたら、そんなに長くは持たない暫定的な処置かもしれない」という頭はありつつも、再び愛車が自分の足で走れるようになった喜びは大きかった。
何より、JAFの方の親切極まりない対応と、今回の現場の手続きだけで実質的な費用がかからなかったこと(※会員特典等)に、信じられないほどの満足感を覚えた。
すぐさまスマホを取り出し、前夜にネット通販で注文していた2万円弱のタイヤをキャンセル。 予想外のトラブルから始まった一連の騒動だったが、終わってみれば、手元に「浮いたお金」が残ることになった。
さて、この棚ぼたで守られた2万円弱の資金。 そのまま財布にしまっておくのはもったいない。自分の未来への応援も兼ねて、きっちり「株の投資」へ充当しようと思う。
ピンチの裏に、チャンスあり。 改めて、JAFの隊員さん、本当にありがとうございました!

走れなくなったときに、修理屋さんまでの暫定対応に!
