大地震、ゲリラ豪雨、台風による停電。最近自然災害をテレビニュースで見る機会が本当に増えました。「自分だけは大丈夫」そのようなことが言えない環境になりつつあります。ここでは、明日もし災害に見舞われたら・・・を考え、自宅が使えなくなったことを想定し、車中泊できる準備について考えてみましょう。災害への準備するきっかけになればと思います。
最近発生した自然災害

良くニュースで目にする自然災害。記憶にあると思いますが、代表的なものを振り返ってみました。
2014年 豪雪
普段は雪の少ない太平洋側での大雪となり、首都圏などでスリップ事故が相次いだ。特に岐阜県・山梨県・長野県では大雪で孤立する集落が相次ぎました。雪の災害も注意が必要ですね。

2014年8月 豪雨による広島市の土砂災害
8月20日に広島市北部の安佐北区・安佐南区の複数箇所にて大規模な土砂災害が発生。土石流などで死者74人・家屋の全半壊255軒。広島市内の地質が影響し被害が拡大しました。

2016年台風第7号、第11号、第9号、第10号及び前線による大雨・暴風
8月16日~8月31日に発生した台風及び北海道地方に停滞した前線による大雨により死者25名、住屋倒壊や浸水などの水害、農作物への甚大な被害(ポテトチップス用のジャガイモ、トウモロコシ、玉ねぎなど)をもたらしました。

2018年 7月豪雨
西日本豪雨とも。7月上旬に発生した豪雨災害。広島県、岡山県、愛媛県などに甚大な被害をもたらし、死者は200人越え。水害による死者100人越えは平成に入ってから初、昭和期に遡っても長崎豪雨以来でした。

2018年 北海道胆振東部地震
2018年9月6日3:08に発生したM6.7の地震。厚真町で震度7、札幌市東区や新千歳空港などで6弱を観測。苫東厚真火力発電所の緊急停止から発生したブラックアウトにより全道295万戸が停電となりました。

2021年7月伊豆山土砂災害
静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で発生した大規模な土砂災害。住宅131棟が被害を受け、小規模なものも含めて10回以上の土石流が繰り返し発生しました。

台風、豪雨、地震、豪雪。様々な自然災害リスクがあったことがわかりますね。普段から最悪を想定して準備しておくことが必要だと感じます。車中泊は、災害への備えにもなると考えています。
災害時用意しておくべきもの

災害時に備えて用意するもの。上記のようなチェックリストが巷にあふれています。「もうだいたいわかっているよ!」という意識の高い方がほとんどだと思います。スマホや現金、水に食料。この辺りは自然と思いつくとして、忘れがちなものが以下のモノたちです。
これらの共通点は、その人独自のアイテムで、代わりがすぐに見つからない、という点です。今から忘れずに持ち出せるように工夫をしておきましょう。ほかに、代わりが見つからないものがないか、考えておくと良いでしょう。
水や食料などの一般的なものは、ネットショッピングでもすぐに見つけられるので、用意しておくと良いですね。用意はしてあるけれど、どこにあるかわからない。。。そうなりやすいので、玄関近くにリュックなどにまとめておく工夫も必要です。
自然災害発生時の車中泊を想定する

不幸にも災害にあってしまい、非難を余儀なくされた時、車中泊避難はプライバシー面と持ち出し荷物の忘れ防止という面でおすすめの方法です。いざというときに慌てないように準備しておきましょう。
準備品リスト
★★★:水・食料、寝袋・毛布などの防寒対策、簡易トイレ、ランタン/懐中電灯、スマホ充電ケーブル
★★:サンシェード、ポータブル電源、調理器具、タオル、ビニール袋
★:テーブル、娯楽グッズ(ゲーム機など)
災害時にハイブリッド車は強い!
その理由は、「100V電源が使える」点です。私の所有するアルファードは、1500Wまでの100V電源が3か所ついているので、ほとんどの電化製品を使用することができます。車中泊避難時でも活躍することは容易に想定できます。実際、車中泊を楽しむ際も大活躍しています。災害対策という意味でも、ハイブリッド車の選択は有効です。注意点とすれば、100V電源がオプションの場合が多いので、契約の際は確認するようにしましょう。
【おまけ情報】
あの困りごとの解決方法です。
オートアラームの警報解除
こんなことありませんか?車内で過ごす際、セキュリティとしてリモコンキーで車内から施錠後、手動操作で施錠を解除すると・・・「えーーーー!」アラームなってパニック!どうやったら止められるの??パニックを知らせる機能によって自分がパニックになってしまいました。
以下の方法で解除します。
①リモコンキーで再施錠
②エンジン始動
役立ちサイト集

防災発生時や車種別(トヨタ限定)のシートアレンジ案などを知ることができるサイトを掲載します。何かの役に立つと思います。
トヨタ トヨタの防災 | トヨタの防災トップ | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)
\名前の通り災害後通れる道を知ることができる/
\車種別シートアレンジ情報も/
トヨタ災害復旧支援 TDRS:Toyota Disaster Recovery Support
注意すべき車中泊での健康被害

車中泊は限られた空間故に起きる問題もあることを理解し、適切な対策がとれる準備をしておきましょう。
エコノミークラス症候群
【原因】体を動かさないことにより、ふくらはぎにできた血栓が肺動脈を詰まらせてしまう
【対策】定期的な水分補給と運動、寝る際はなるべく足を伸ばす
熱中症
【原因】体温上昇と調整機能のバランスが崩れ体に熱がたまる
【対策】水分補給、車内換気
低体温症
【原因】低温環境に長時間いることで体温が低下した状態
【対策】衣類の重ね着、毛布や寝袋の準備、サンシェードなどで外気を遮断
一酸化炭素中毒
【原因】アイドリングの際、壁や雪などでマフラーがふさがれる
【対策】駐車場所の配慮、マフラー付近の状態確認
まとめ

いつ自分も被害にあうかわからない自然災害。準備をしておくことに越したことはありません。できることを今のうちに。車中泊を視野に入れた車選びも良い選択だと思います。普段の趣味としても充実しますし。。。
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも参考になればうれしいです。

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